2024年10月18日(夜)~10月20日
メンバー SUM DOIS DOIA YSD HJR
10/19 沢渡05:00→上高地→横尾→蝶ケ岳稜線分岐(撤退)→横尾15:00
10/20 横尾05:30→上高地→沢渡08:30
10/19
前日夜から出発し、沢渡で数時間仮眠しました。5時ごろに起床し、上高地までバスで移動します。土曜は1日雨ということでテンションは下がり気味でスタートしました。河童橋から見える山容もガスってて、いつもより観光客の数も少なく感じます。仕方ないので、バス停から横尾までただ黙々と歩いていきました。
徳沢ではキャンプ場付近を徘徊しているサルたちに遭遇。襲いかかってくる気配もなく、横をふつうに素通りしていきます。人も少ないし山から出てきたのでしょうか。適切な距離感で共存していきたいですね。
横尾からは先頭を交代し、HJRが標布を手に持って登っていきます。冬の間は夏道が消えて一面が雪道になるとのことで、ピンクの標布を変化点のあるところや間隔があきそうなところに付けていきました。冬合宿にまたここを通ることを意識しながら、迷いそうな箇所を探します。他にも読図しながら、緊急時のビバーク地点の目星もつけながら登るとけっこう神経をつかいました。ただ、今までは既につけてある目印をたどるだけで、自分たちでマーキングをするなんて考えたこともなかったので新鮮でした。
稜線に近づくほどに上から聞こえてくる風音も大きくなってきて、木々も大きく揺れているのを感じます。この雨風のなか、稜線をしばらく歩いてテントも設営しないといけないのかと考えると憂鬱でした。
いざ森林限界を超えて歩き始めるとあまりの風に体が何度もよろけます。さすがに危ないと、リーダーが撤退を判断して、そそくさと横尾まで下山することになりました。下りでもマーキングを確認しながら、必要な箇所にはまた標布をつけます。15時ごろに横尾まで下ると、テントを設営して早めに就寝しました。
10/20
朝起きると雨は完全に上がっていて、前日より気温もひんやりとしていました。テントを撤去すると、バス停までのほぼ平らな道をのんびりと歩いていきます。予定よりも早くに上高地に戻ってこれたので、白骨温泉でゆっくり露天風呂に浸かってから帰宅しました。
今回の偵察では蝶ヶ岳山頂を踏めず撤退することになりましたが、偵察の目的は一応達成できたので良かったです。冬合宿では万全の体制で蝶ヶ岳にリベンジしたいです!
(所感)途中敗退の偵察となったが、自分で標布を設置する経験を通じて所期の目標は達成できた。本番には山頂を踏みましょう。