アルパインクライミングを目指す泉州山岳会へようこそ!

ホームリンクサイトマップ
入会募集中
泉州山岳会とは山行記録イベント

会員限定

山行スケジュール役立つ資料の共有EPE

83期 春合宿 九重山・祖母山5月 14, 2023

山行期間 2023年5月3日~6日
メンバー YSZ, SGY, MZN, KBY, MTM. OTK
山行地域 九州の山
山行スタイル 縦走


1日目

前日に南港でフェリーに乗船。全員で夕食を共にする。大人の遠足のような雰囲気で楽しい。その後Bチームのメンバーで小宴会。

5時30分新門司港到着。8時30分頃に長者ヶ原ビジターセンターに到着。

元々雨予報だったが、夜まで降らないようだ。少し肌寒いが、すでに標高1000m付近にいるので当然か。

私が先頭で歩き出すが、早速ルートを間違えてしまう。ブナ林の歩きやすい道を2時間ほど歩く。下山してくる人が多い。

坊ガツルキャンプ場に到着。人気なのかすでに沢山のテントが張られている。手早くテントを設営し、大船山にアタック装備で登る。

中々の急登を登っていく。頂上では霧が濃く景色は全く臨めない。

下りも同じ道を行く。サブリーダーから大股で歩き過ぎているので、もっと小幅での歩行を意識すると疲れにくいとアドバイスを頂いた。

時間が遅かったので法華院温泉には行けず。必ずリベンジしたい。

夕食後すぐに就寝。明日は最も長い行程となるので、少しでも体力を回復させておきたい。夜中には強めの雨が降っていた。

<行動記録>

長者ヶ原ビジターセンター9:15→雨ヶ辻10:50→坊ガツルキャンプ場11:50→大船山山頂14:30→坊ガツルキャンプ場16:15

2日目

天気予報とは異なり雨ではなく曇り空。念のためレインコートを着用して出発。温泉郷抜けて、水制横のきつい斜面を登っていく。寝起きにはきつい。

風が強く少し立ち止まるだけで、直ぐに体温が奪われる。こういう時こそ先の地形、方向を読んで止まらないことが大事だと学んだ。休憩は岩陰など風の弱いところで取る。

途中私が先頭の時に分岐を間違えてしまう。地図をきちんと確認せず、標識の示す方向へ進んでしまったことが原因。悪天候で少なからず焦っていたこともあるのかもしれない。

別のルートを取って、中岳に到着。九州最高峰だ。一瞬霧が切れて見えたカルデラや山々の景色は息を飲む美しさだった。頑張って登ったご褒美だった。

その後も順調に歩を進めていく。稲星山、久住山、星生山、沓掛山を登頂。牧ノ戸峠からは整備された道を歩く。

14時には長者ヶ原に戻ってきた。行動時間は約9時間。満足感が大きい。駐車場近くの温泉で2日分の垢と疲れをとる。

その後、祖母山北谷登山口駐車場へ移動し、幕営。夜は様々話題に盛り上がった。疲れていたのですぐに寝入ることができた

<行動記録>

坊ガツルキャンプ場5:00→諏蛾守越分岐6:00→久住分れ7:00→中岳8:00→稲星山8:45→久住山9:30→星生山10:45→沓掛山12:30→13:00→牧ノ戸峠13:00→長者ヶ原ビジターセンター14:00

3日目

10時から本格的な雨予報だったので、4時出発9時下山を目指す。コースも変更され、頂上のピストンになった。幸いにも出発時に雨は降っておらず。今回はことごとく良い方に天気予報が外れる。

アタック装備で登頂開始。暗闇の中ヘッドライトの明かりを頼りに歩く。初めての経験で新鮮だった。出発前から轟々と風が吹き荒れる音がしていたので不安だったが、樹林帯を歩いたので、ほとんど風の影響を受けずに歩くことができた。

出発してしばらくすると頭がクラクラしてきたので、リーダーに報告する。糖分と水分を補給すると次第に楽になってきた。症状からすると軽い高山病だったようだ。

3時間ほどで頂上に到着。霧が濃く眺望はなし。

地面がぬかるんでいるので下りは慎重に。9時30分下山。

全体を通して雨予報だったが、山行中にはほとんど降られず幸運に恵まれた。

雨天の際にどう考え、行動すればいいのか学ぶことが沢山あり、経験値を上げることができました。景色は臨めなかったですが、全日晴天になるよりも良かったと思います。

長期間にわたり企画、補助して頂いたリーダー及び副リーダーの皆さま、ありがとうございました!

<行動記録>

北谷登山口4:00→祖母山頂上7:00→北谷登山口9:30

(KBY記)