山行期間 | 8月11日〜13日 |
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メンバー | UTJ(CL), KMR(SL), NSM, YMO, TNK |
山行地域 | 北アルプス(笠ヶ岳~槍ヶ岳) |
山行スタイル | 縦走 |
笠ヶ岳と槍ヶ岳、どちらもピストンするだけでも十分な山行になるのだが、今回は真夏の笠ヶ岳から槍ヶ岳にかけての縦走。
楽しみの気持ちも大きかったが、笠新道や西鎌尾根など、ハードで有名なルートを経由するので体力的にとても不安だった。
当日はお盆休みということもあり、予想通りの満車で直近の駐車場には停められず、鍋平高原に駐車する。あまり整備のされていない登山道を下り、新穂高ビジターセンターに到着。物凄い人の量でテレビのニュース撮影も来てるほどだった。
ここにいるみんな無事に怪我なく下山出来ることを祈りながら出発する。
左俣林道を約1時間ほど進むと左手に笠新道の看板が見えてきた。いつもはこんなキツそうなルートをよく行くなぁと横目に見てきたのだが、今回はいよいよ挑戦するときがきた。
入り口には冷たい湧き水があり、日が昇ってから溶けそうなくらいの身体にはとても心地良かった。少し休んで気合を入れてから出発する。
進んでも進んでも樹林帯。しばらく進むと木々の間に穂高連峰が見える。あぁ、北アルプスにやって来たんだなと実感出来るほどの異様な雰囲気を醸し出す岩稜帯を目にしてテンションが上がる。
時折、風穴もあって皆でクールダウンした。森林限界に近づくと、ニッコウキスゲ、コバイケイソウやイワギキョウなど高山植物が群生していたりと写真好きの自分にとってはかなりのサプライズだった。
またしっかりと写真を撮りに行こうと思う。
そのまま杓子平まで進むと、目の前にはドーンと岩の壁があり、その先には笠ヶ岳山頂が見える。
目的地が見えるともうすぐと感じたが、いつまで経っても距離が縮まらず苦しい場面もあった。
無事にテント場に到着し、テント設営後にみんなで夕食を作る。
夕食はパスタにカレーをかけて食べようとしたのだが、水分が足らず、ドロドロのカレーに玉になったパスタと酷い見た目になってしまったのたが、カロリーは十分だったのでそれはそれで問題ないと思う。(山では)山飯も一度家で練習するのが大事だと学んだ。
夕食後の自由時間は写真撮影のために小屋まで上がり、Yさんとアーベントロートに染まる槍ヶ岳を待った。しかし途中までは順調だったが、最後はガスに飲まれてしまったので、またリベンジしたい。
静かな山が唸るような絶景を魅せてくれる瞬間は自分にとっては特別で、それを感じるために山に登る目的もある。
そのまま夜を迎え、風も強くなり時折雨も降ってきた。リーダーの判断で明日は下山することに。
来た道を引き返して下山後、温泉に入り、近くのひがくの湯で食事をしたのだが、サービスで天然の鮎の塩焼きを出して頂いて凄く美味しかった。
帰りは同乗のTさんと山トークで盛り上がり帰った。