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82期 紀泉アルプス4月 14, 2022

山行期間 3月27日
メンバー OKD(CL),SMD(SL),MTK,NSM,KBO
山行地域 和泉山脈
山行スタイル 縦走


 昨日来の雨がすっかりやみ、快晴のなか、8時過ぎ、南海本線みさき公園駅を出発する。泉州山岳会初回の須磨アルプス縦走では、短い時間にもかかわらず息が切れ、這う這うの体で下山することとなった。年齢や山岳会のペースもさることながら、水分補給や行動食への対応が全くできなかった。今回は若干工夫し、いつでも水分と行動食が口に入れられるようにした。精神的にはこれだけのことで、随分気が楽になった。

 飯盛山からは、関空、淡路島とすっきり望むことができた。気持ちのいい天気だ。札立山からは紀ノ川沿いの平野部とその奥に高野の峰々が見て取れる。サブリーダーからは、いいペースですから、エスケープせずに行けそうですねと、この時点で言って頂く。

 中間地点の大福山では、ちょうど昼時でもあり、他のグループの方々もゆっくりされていた。少し長めの休憩をとるも、そこは行動食。腹さえ満たせば出発だ。これまで昼はシートを敷いて、しっかり「普通に」休んでいたことを思うと、確かにこの時間短縮で、かなりな距離を稼ぐことができることを実感する。また、行動食の威力にも、感心させられる。こんな一見頼りない食材で山登りができるとは。科学の力はすごい。

 体は快適に動いてくれている。ゆっくりくつろぐ他のグループさんを尻目に、先へ進む。1時間もすればこの日一番高い雲山峰へ、たどり着く。後はずっと長い下りですと、チーフリーダーから聞き、ほっとする。終盤は下りということもあり、さすがの私もほんの少し余裕が生まれた。が、しかし、皆さんの会話は次回実技の歩荷のこと。石を運ぶんかいなと憂鬱になってくるが、のちに控えている雪山縦走のことを思うと、確かに必要な訓練なんだろうと思い直す。

 第一パノラマ展望台で最後の休憩。14時を過ぎても関空、淡路島から六甲の山々がよく見えた。15時前、ゴールの阪和線山中渓駅到着。同行の皆さんのおかげで、どうにかへばらず紀泉アルプスの縦走が叶った。

(KBO記)