山行期間 | 2019年 |
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メンバー | TGA、MTU、ICK、TKH、DOIS、DOIM、SKB、KFC |
山行地域 | 蓬莱峡 |
山行スタイル | アイゼン訓練、ボッカ |
前日が納山祭であったため、みんな一緒に朝ご飯を食べ6:30にルームを出発しました。
宝塚で8:20のバスに乗り、蓬莱峡でアイゼントレーニングです。冬を迎えるにあたりたくさんの人がトレーニングを行うようでバスはとても混みあっていました。蓬莱峡での混雑を想像すると少し心配でしたが私達はみんなが降りるバス停の一つ手前で降り、すばやくゲレンデに到着することができました。TGAリーダーがいち早くロープを持って場所の確保に行ってくださいました。その間に私達はヘルメットをかぶり、アイゼンをつけ(もちろん手袋をつけた状態で)ピッケルの準備をします。
砂山のあたりでいよいよアイゼンワークの練習です。自分のアイゼンでひっかけないように左右の足の幅は少し広めにすること、常にフラットフィッティングを心がけること、トラバースの時は谷側の足を少し斜めに向けること。ピッケルの使い方としては、基本的には登る時はピックを前にし、下りの時はピックは後ろ向きにすること、滑落したらすぐに雪にピックをさせるように意識しておくこと、雪の状態や各個人で体形が違うのでどうすればベストの状態なのか常に考えながらピッケルを使う事などたくさん教えていただきました。
その後、岩場に移動しTGAリーダーの準備してくださったロープでアイゼンをつけたまま岩場を登ること4往復。ロープにプルージックでバックアップをとり登っていきます。下りがとても怖かったのですが、お尻をかかとの上ぐらいの位置にもってくると重心が安定してバランスがよくなると教えていただきました。
ちょうどお昼時でしたので砂山に戻り休憩した後、ビーコンの説明をうけました。2チームに分かれ各リーダーが隠したビーコンを宝探しのようにみつけていきました。その際、距離だけではなく雪の深さも関係することを教えていただきました。
13時頃に歩荷開始です。前回よりも重くとのことで私は20キロ、しかし24キロを担ぐ女子メンバーもいて頭が下がる思いです。ここから宝塚までは歩きやすい道ばかりではなく途中藪漕ぎやルートファインディングもありなかなか大変でした。
今回の歩荷にあたり私は20キロで精一杯でしたが、Мチームの先輩はなんと30キロを背負われていました。本当にびっくりしました。なぜなら汗もかかず(そうみえました)息もあがらず、まるで平地を歩いていらっしゃるように平然と歩いていたからです。
しんどい歩荷トレーニングでしたが最後に神戸の街にかかる大きな虹(しかも二重に)を見ることができほのぼのした気分で帰途につくことができました。納山祭の次の日でしたが練習にお付き合いくださった先輩方本当にありがとうございました。
(TKH 記)