山行期間 | 2010年12月17日(夜)~19日 |
---|---|
メンバー | SMZ,KNS,TKO,OKD,KSM,ARK,MRN |
山行地域 | 越百山 |
山行スタイル | 雪山 |
12月18日(土)
某道の駅にて、仮眠。
車に乗り込んで、登山口駐車場まで移動。
出発準備完了で7時40分頃に出発。
途中、道の側面につららが並ぶ光景に出くわす。
福栃平から登山道になり、ジグザグに進む。
初めての雪山、ワクワクドキドキ・・・
進むにつれ、ザックの重荷が辛い・・
足取りも重くなり、プラブーの歩き辛さも応えてくる。
目の前には、まだまだ登りが続く・・
1時間ごとに休憩してはいるが、次第に疲労が増す。
雪の量も多くなる。
やがて、トラバースしながら、雪面を進む。
壺脚なので滑落しないように、靴を雪面に踏み込み慎重に前進あるのみ。
そして、とうとう小屋の屋根が見えてきた。
到着~
ゆっくりする暇なく、すぐにテント設営のための整地に取りかかる。
まずは足で雪をならし、その後、スコップで整えていく。
ようやく、テントを広げて張る。
フライに竹ペグを付けて、雪に埋める。
何もかも初めての経験。
なるほど、こうするのか!
ようやく、テント設営完了。
避難小屋が空いているので、そこでティータイム。
身体が温まったら、行ける所までトレースを付けに出発。
わかんを装着し、空身で、初めてのラッセルに挑戦。
誰もまだ足を踏み入れてない雪の上に、自分が最初にトレースをつける気持ちよさ!
最高!!
昼から晴れてきて、太陽光がキラキラと雪面に反射して、なんてきれいなんだろう。
皆で先頭を交代しながら、ラッセル三昧。
森林限界が終わる所で、本日のトレース作りは終了。
ここからの眺望も、最高!!
越百山の山頂と月がマッチング。
しばらく眺望を満喫してから、来た道を戻る。
夕方になると、さすがに寒くなってくる。
さあ、お待ちかねのディナータイム。
今夜は小屋は誰も泊まらないようなので、小屋内で夕飯を作って食べることにする。
今夜のメニューはSMZシェフの闇鍋。
雪で水を作りながら、鍋の準備も着々と進む。
キャベツ、にんじん、大根、玉ねぎと生野菜が出てくる出てくる・・
これを運んでくれたARKさん、お疲れ様&ありがとう~
乾燥椎茸、ほうれんそう、キムチ、厚揚げ、肉・・
秘密の調味料、etc.
そして、ついに完成しました。
アツアツの鍋に下鼓・・
う、うまい~~~
どんどん具を食べて、2度3度と調味料で味を変えていき、その度においしさが増す。
もう、最高に幸せな時間を皆で共有できました。
SMZさん、どうもありがとうございました。
食べ終わると、また、冷気が身に染みてくる。
新人4名とリーダーで一番年若のTKOの総勢5名がテントで寝ることになる。
雪山テント生活の極意を聞きながら、眠りにつく・・・
12月19日(日)
4時45分起床。シュラフ、シュラフカバー、マットを片付けて、小屋に移動。
小屋で朝食作り開始。
昨日の残ったスープにご飯を入れて、雑炊。
これがまた、うまい!!
たっぷりとお茶も飲んで、アタック装備で出発。
今日はワカンではなく、アイゼンを装着して、越百山を目指す。
昨日のトレースがあるので、森林限界まではスムーズに進む。
そこから先は、未知の世界。
冷たい空気が頬を刺す。
目出帽がありがたい。
山頂が見えてきた!
山頂直下は、トラバースをするので、慎重に進む。
CLのSMZさんの「しっかりアイゼンを効かせて、谷側の足は下向きで、山側の足はまっすぐで進む。アイゼントレーニングでしたことを思い出せ!」と檄が飛ぶ。
緊張が走る。
でも、大丈夫。新人達は臆せず、前進。
そして、とうとう、待望の山頂に到着。
皆で握手して、記念撮影。
快晴で、雲海もすっごくきれい。
穂高連峰、南アルプス、富士山、御嶽山、乗鞍岳と、絶景に息を飲む。
来れて、良かった~
新人達の感動はひとしおです。
山頂から少し離れた、もう一つのピークに移動。
ここからの眺望も、また、最高~
ここの岩陰で、テルモスの暖かい紅茶を頂いて、ほっこり。
皆、笑顔で、最高だね。
帰りは下りなので、慎重に来た道を戻る。
テン場に着くと、すぐに撤収作業開始。
皆で手分けして、迅速に行動。
私達だけの貸切テン場にさようなら。
昨日のトレースをたどって戻る。
途中、転んだ人もいたけど、皆、無事に下山。
お天気に恵まれ、アイゼンもわかんも実践できて、プレ冬合宿山行は終了。
さあ、次は本番。
楽しみだね~