山行期間 | 2010年9月17日(夜)~19日 |
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メンバー | NSN、KKD、HND、YAS |
山行地域 | 北岳バットレス |
山行スタイル | アルパインクライミング |
絶好の登攀日和!の3連休、北岳バットレスに行ってきました!
真中の三角がピラミッドフェース、
右の白いのがcガリー大滝
その左が『十字クラック』!!
初日は NSN-KKD組は『4尾根主稜』
YAS-HND組は『ピラミッドフェース~4尾根主稜』
という計画。
cガリーを詰め、4尾根組はbガリーへ、ピラミッド組はdガリー大滝へ向かう。
先行パーティーはすでに4尾根に合流した模様。前泊者かな?
先行者いないのと同じ状態。ラッキー
ビレー点はどこかな~、と探すうちに少し上がりすぎたかな?
左上するバンドからYASからスタート! 以後つるべで。
1P目(Ⅲ級45m):ピンは少ない。ロープ一杯のばすとビレー点があった。
<1P目終了点>
2P目(Ⅲ級45m):左右2つのルンゼ状があるが、取り付きに近い右のルンゼを登る。
<2P目をゆくHND君>
3P目:バンド15mほど歩くとピラミッドフェースの核心部に到着。
4P目:笑いが出るくらい逆層のフェース。右に回り込んでしまいロープの流れが悪く、クラックの前でピッチを切る。
<4P目の風景>
5P目:第一の核心のクラック。ナッツが良く決まり、心強い。
クラックはフィンガーサイズ。クラックを抜けたところでピッチを切る。
6P目:MSD会長がやられた逆層のフェース。出だしが難しいフェースを越えてから、ルートファインディンぐが難しい。(このころはすでにガスに包まれていたせいもある。)
ハングを左に回り込み、そこからも微妙なフェース?クライミング。YAS的にはこのピッチが難しく感じた。
さて、このピラミッドフェース、フリクションがバチ効きます。なんか急に足使いが上手くなったか?と勘違いするほど、いや、勘違いしてました。。。パートナーのHND君も同様にフリクションが良く効くとの感想でした。
7P目:もうひとつの核心、コーナークラック。出だしのハンドトラバースからクラックへ。ここでもナッツが活躍。5P目もここもカムよりナッツが有効である。
クラックのパートは短く、最初のラックのほうがやや難しいと感じた。
<7P目を振り返る>
8P目から少しの歩きで4尾根に合流。
すぐにマッチ箱と思われたが、4尾根主稜の核心部『三角の垂壁』が登場!
HND君がサクッと片付けてくれました
<三角の垂壁>
上手い具合に先行者はおらず、待ちなく懸垂を終え、終了点へ。
3週連続「堡塁」でトレーニングした成果か、非常に楽しく登ることが出来ました。
パートナーのHND君とガッチリ握手をする。
明日は『中央稜』です
さて、NSN-KKDの4尾根主稜組ですが、なめてかかったせいで、手痛いしっぺ返しをうけ、1時間後に終了点に到着・・・。
<行動記録>
広河原(6:20)→dガリー大滝登攀開始(10:00)→4尾根終了点(16:00~17:40)→北岳頂上(17:40)