山行期間 | 3月20日(夜)~22日 |
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メンバー | SKD、HSO |
山行地域 | 赤岳 |
山行スタイル | アルパインクライミング、アイスクライミング |
丁度一ヶ月前に悪天候で行けなかった赤岳西壁主稜。
再挑戦すべくSKDさんと、HSDの若手コンビで計画した。
計画を立てて、時間の無い中トレーニングをし(ヘッデントレーニング!)準備万全。
登攀技術は十分練習した。
しかし一番不安なのは初日にアタックするので、体力不足による高度障害。。
そのため離阪時間をできる限り早め、仕事が終ったと同時に用意ドン!
PM5時半に出発するも、、事故渋滞+1H,美濃戸入り口で立ち往生+1H・・・・
結局仮眠時間は2Hとなる。とほほ
3月21日 赤岳 西壁主稜
美濃戸まで車ではいれたのでBCの行者小屋までは2時間の歩き。
ここでも体力温存の為極力荷物の軽量化をはかった。
高度障害には水を。ということで前日夜から出発まで1Lの水分補給。
そのおかげか、前回はとてもしんどかった道のりも、楽々になっていた。
行者小屋にBCをはり、少し休憩した後ガチャを取り付けアタック装備で主稜取りつきへ向かう。
取りつき点
取りつきは文三郎尾根のはしごをのぼって少しいったところ、石碑の50mほど下から取りつく。
前回偵察をしていたのでスムーズに取り付けた。
最初のトラバースの通過に、文三郎の手すりを支点にセルフを取り確保したが50mロープでは間に合わなかった。
トラバース途中の岩に支点が一つあった。若干コンテぎみに10mほど進み確保してもらった。
1P チムニー
最初のチムニーが核心のⅣ-。
アイトレを沢山したおかげで簡単そう!4mほどで高度もなく、ぺツルもうってある。
おたすけひもも掛かってあります。
ということでHSOがリードさせて頂くことになった。
少し前爪がかかれば安心!難なくクリアーでテンションが上がっていく。
チムニーをコの字に登り終了点。安心のぺツル2個!
2P 階段状の岩~
Ⅲ級10mほどの岩壁、SKDリードで登攀。
階段状で気持ちよく登攀しリッジにでる。
3~5P リッジ雪面
リッジ雪面は良く探せばハーケン等があるが、どこだどこだ?と探すよりピナクルが適度にあったり、カムが有効に使えた。
5P。HSOリードで「上部で出しの岩場の取り」へ行くはずが支点を発見できず、(先行パーティーも解らず右往左往)そのまま岩に取り付いてしまう。
支点があったが、さびたハーケンだったのでカムとナッツで補強し、HSDがビレイしていると後続パーティーはそれよりもう少し右にいったところに終了点をとっていた。
聞くとそこが正規らしいが、自分たちが違うルートを行っていたのでポジティブクライマーとまちがえられ「すごいねぇ」と連呼されいよいよテンションマックス笑
6P 上部で出しの岩場
正規のルートとは違うルートをとり、難しそうであるがSKDさんリード。
ひやひやしながら通過。1Pより断然むずかしかったがフォローなので楽しく登攀させてもらった。
7~9P 階段状のリッジ
適度にある岩を快適に登攀。
10P~11P 雪面
他のパーティーはアンザイレンを解くほどの場所であるが、なにがあるかわかりません。
しっかりと登山道まで確保しながら通過した。
登山道にでてからロープを解き、5分ほど歩けば赤岳頂上へ。
先回ピークを踏んでから一ヶ月、トレーニングを繰り返し目指した同じピーク。
ドッ快晴に恵まれすべてが報われた景色、ここに立てたことで今までより一歩成長出来たと思いました!
頂上からは文三郎尾根を下山しBCへ。
思っていた以上に早く登攀でき、15時過ぎにはBCにつきのんびりして就寝。
21日 南沢小滝 アイスクライミング
せっかく来たし、そのまま帰るのも勿体無いので
朝早く起きて南沢小滝でアイスクライミング。
まずは氷の確認。
よしっ、トップロープで!
イケイケモードは今日も続行で、得意のダイアゴナル。
ちょいハング
前日のままの普通のアイゼンだったのと、アックスも研ぎが甘いらしくぜんぜんささらない。
それでもトップロープなのでガンガン登り全身パンプ!
筋力アップしたところで、下山しました。
<行動記録>
3/21 0430起~0530美濃戸~0726行者小屋0820~0910主稜取り付き~1000登1347~赤岳P1355~行者小屋1520
3/22 0430起~0600行者小屋~0640南沢小滝アイス1020~1110美濃戸