山行期間 | 2014.8.9~10 |
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メンバー | NSN・SDW |
山行地域 | 中央アルプス |
山行スタイル | アルパイン |
今回初めて、夏の宝剣の中央陵を登攀してきました。
山行前から各種HPなどで情報を集めていると、中央陵の記録はあるのですが、中央ルンゼの記録が少なく、泉州山岳会でも夏の宝剣登攀の記録はありませんでした。
今回の予定は、朝一で駐車場からバスとロープウェイを乗り継ぎ千畳敷まで一気に高度をあげて、中央陵と中央ルンゼのに二本立てで登る計画です!
金曜日の夜に大阪を出発して、菅の台駐車場まで順調に行きました。
車中泊をして、朝5時に起床すると…もうバス乗り場には長蛇の列です…
冬の時にはこんなことなかったのに…少しは混雑するとは予想していましたが、予想以上でした…
臨時バスもたくさん出ていたので、予定通りに千畳敷カールまで到着することができました。
千畳敷カールは登山者やトレッキングをするひとなどで、いっぱいでした。
さっそく用意をして、取り付きまで移動です。
1P目は、フェイスを直上し草付きを登り安定したところで切りました。
ビレイ点は錆びたハーケンなどがありますが、ほとんどNPで補強してビレイ点を作成しました。
2P目も快適な4級ぐらいの登攀です。このぐらいから景色がすごくきれいで、クライミングしててよかったなぁ~とNSNさんと話ながら、軽快に進みます。
3P目は、凹角を登るのですが、フル装備を担いでいるので、安全にA1で切り抜けました。お助けシュリンゲがぶら下がっていましたが、A0では厳しかったです…
4P目はオケラクラックです。このルートの核心と言われていましたが、すこぶる快適に登れました!#4と#3のカムがバチ効きで楽しいピッチでした!
5P目は、傾斜の立ったフェイスを少しのぼり…傾斜のある草付き…このピッチがある意味厳しかったです…(笑)
ロープいっぱいまで伸ばして、終了しました。
ここからロープいっぱいの2Pの懸垂で中央陵の取り付きまで戻り、バンドを左にトラバースして、ルンゼを渡り、トンネルホールの取り付きまで移動して、中央ルンゼの登攀です。
トンネルホールです…中はあまり見えなかったですが、上部には大きな不安定そうな岩があるので、危険かもしれません…BVするような場所は厳しそうです。
中央ルンゼの1Pは、トンネルホールの左のフェイスを登りますが、ビレイ点が見当たらず、NSNさんはハーケンと腐ったリングボルト&ナッツでビレイ点を作成しました。
1P目は階段状の岩と、脆い草付きを登ります。上部のチムニーの下には、錆びたハーケンと折れたハーケンがありました…
とりあえずそこが一番安定していましたので、そこで切りました。
2P目は、快適なチムニー登りでした!チムニーを抜けたところにリングボルト3本のしっかりしたビレイ点がありましたが、頂上まで抜けるので、ロープいっぱいまで伸ばしました。
頂上直下で切り、最終の5mを登り頂上の終了点です!!
少し休憩をしてから、一般道で下降しました!
冬に一度来ているのですが、冬にトレースしたルートを探しながら下降しました。
最終の一本前のロープウェイに間に合いました!
今回は、順調に予定通りに進みましたので、日帰りが可能になりました。
こまくさの湯で宝剣を眺めながら、汗を流して終了しました!
さて…次の岩はどこだ!!??