山行期間 | 9/21 |
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メンバー | MTU HJR YMO |
山行地域 | 大台ヶ原 |
山行スタイル | 大滝登攀 |
ずっと行きたいと思っていた大台ヶ原 中の滝に行ってきました。
中の滝は西大台調整地区にかかる落差250mの大滝。
登るのに時間がかかるので全員、前日までに講習を済ませておいた。
朝04:30起き、5時過ぎ駐車場を出発。途中まではサマコレと同じ一般道を行く。
シオカラ谷の橋を過ぎたところで一般道をはずれ、滝見尾根を下る。
はじめは紛らわしい踏み跡もあったが、下るにつれて明瞭になりピンクテープもでてきた。
滝見尾根からの中の滝。いままでの大滝とはスケールが違う。ほんまに登れるんか?という感じ。
滝見尾根を下りきって、東ノ川に降り立つ。
滝取りつきまでは巨岩帯を行くのだが、ヌメリが酷くひやひやした。
思いのほか時間を食った。
中の滝のとなりにかかる、難しいと噂の西の滝。
滝の登攀だけでなく、登り終わったあとには厳しいゴルジュが待ち構えているらしい。
すごいな大台。
08:20登攀開始。滝の右側から取りつく。
1~2P目はMTUさんリード。1P目は泥にまみれたジャパニーズアルパインなピッチ。
山でのクライミングの強さはフリー力だけでは測れないと改めて思った。
今回はほぼ全ピッチ50mいっぱいロープを伸ばした。
2P目は快適なクライミング。
3~5P目はHJRさんリード
なかなかのランナウトで3p目をリードするHJRさん。
5.7以下のクライミングだが、見てるほうは怖かった。
最近、快適なクライミングばかりしすぎだな。と思った。
3p目を終えるとコンテで少し登って「大テラス」へ。
大テラスはロープを外せるくらいでかい。あと水風呂(滝の釜)がある。
中の滝名物、水風呂。パンイチ2名、フル〇ン1名で入浴。
ロケーション最高。なにより壁のど真ん中でセルフも取らず、素っ裸で入浴できるのが面白い。
4p目HJRさんリード。よくおぼえていないけど登り終えると「八畳テラス」。
で昼寝するMTUさん。セルフくらい取ってください(笑)
5P目はクラックが走る凹角。
立体的なムーブで面白かった。終了点に着くとコンテで少し登ってテラスへ。
そのテラスにも水風呂があった。クールダウンと称して全裸で飛び込むお二人。僕はもういいです。
6~9P目はYMOリード。
上部壁は傾斜が強いため滝右側の藪を登るのが一般的。
例にもれず、藪に突入した。
6、7p目
急斜面の藪漕ぎ。クライミングシューズで蹴り込み、ササヤブをつかんで登る。
シューズがかわいそうだった。
8P目
クラックを登って、踏み跡をあるく。
この滝の岩はおおむね硬く安定していたが、藪に点在する壁は脆く気を使った。
9P目
高度感を感じながら落ち口へトラバース。
すごい高度感できもちいい。
落ち口に16時ころトップアウト。
落ち口からは登山道に合流して歩いた。
落ち口から駐車場までは一時間半くらいで無事下山。
今回は一般的な乾いた右壁を登ったが、もし次の機会があれば水線突破もやってみたい。
もの好きな計画にお付き合いいただき、ありがとうございました。
装備
ハーフロープ50m×2、カム#0.3~2×2、#3、ナッツ、アルヌン、ハーケン、ハンマー
アプローチシューズ、クライミングシューズなど
終了点は1ピッチを除き、カムか立木で作成した。
終了点用にカム2セット持って行ったが、右壁の登攀ならそんなにいらなかった。
ハーケンは未使用。