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大台ヶ原 中の滝25/09/26

山行期間 9/21
メンバー MTU HJR YMO
山行地域 大台ヶ原
山行スタイル 大滝登攀


ずっと行きたいと思っていた大台ヶ原 中の滝に行ってきました。

中の滝は西大台調整地区にかかる落差250mの大滝。

登るのに時間がかかるので全員、前日までに講習を済ませておいた。

朝04:30起き、5時過ぎ駐車場を出発。途中まではサマコレと同じ一般道を行く。

シオカラ谷の橋を過ぎたところで一般道をはずれ、滝見尾根を下る。

はじめは紛らわしい踏み跡もあったが、下るにつれて明瞭になりピンクテープもでてきた。

 

滝見尾根からの中の滝。いままでの大滝とはスケールが違う。ほんまに登れるんか?という感じ。

 

滝見尾根を下りきって、東ノ川に降り立つ。

滝取りつきまでは巨岩帯を行くのだが、ヌメリが酷くひやひやした。

思いのほか時間を食った。

中の滝のとなりにかかる、難しいと噂の西の滝。

滝の登攀だけでなく、登り終わったあとには厳しいゴルジュが待ち構えているらしい。

すごいな大台。

 

08:20登攀開始。滝の右側から取りつく。

1~2P目はMTUさんリード。1P目は泥にまみれたジャパニーズアルパインなピッチ。

山でのクライミングの強さはフリー力だけでは測れないと改めて思った。

今回はほぼ全ピッチ50mいっぱいロープを伸ばした。

 

2P目は快適なクライミング。

 

3~5P目はHJRさんリード

なかなかのランナウトで3p目をリードするHJRさん。

5.7以下のクライミングだが、見てるほうは怖かった。

 

最近、快適なクライミングばかりしすぎだな。と思った。

 

 

 

3p目を終えるとコンテで少し登って「大テラス」へ。

大テラスはロープを外せるくらいでかい。あと水風呂(滝の釜)がある。

中の滝名物、水風呂。パンイチ2名、フル〇ン1名で入浴。

ロケーション最高。なにより壁のど真ん中でセルフも取らず、素っ裸で入浴できるのが面白い。

 

 

4p目HJRさんリード。よくおぼえていないけど登り終えると「八畳テラス」。

で昼寝するMTUさん。セルフくらい取ってください(笑)

 

 

 

5P目はクラックが走る凹角。

立体的なムーブで面白かった。終了点に着くとコンテで少し登ってテラスへ。

 

そのテラスにも水風呂があった。クールダウンと称して全裸で飛び込むお二人。僕はもういいです。

 

6~9P目はYMOリード。

上部壁は傾斜が強いため滝右側の藪を登るのが一般的。

例にもれず、藪に突入した。

6、7p目

急斜面の藪漕ぎ。クライミングシューズで蹴り込み、ササヤブをつかんで登る。

シューズがかわいそうだった。

 

8P目

クラックを登って、踏み跡をあるく。

この滝の岩はおおむね硬く安定していたが、藪に点在する壁は脆く気を使った。

 

9P目

高度感を感じながら落ち口へトラバース。

すごい高度感できもちいい。

 

 

落ち口に16時ころトップアウト。

 

落ち口からは登山道に合流して歩いた。

落ち口から駐車場までは一時間半くらいで無事下山。

 

 

今回は一般的な乾いた右壁を登ったが、もし次の機会があれば水線突破もやってみたい。

 

もの好きな計画にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

装備

ハーフロープ50m×2、カム#0.3~2×2、#3、ナッツ、アルヌン、ハーケン、ハンマー

アプローチシューズ、クライミングシューズなど

 

終了点は1ピッチを除き、カムか立木で作成した。

終了点用にカム2セット持って行ったが、右壁の登攀ならそんなにいらなかった。

ハーケンは未使用。