アルパインクライミングを目指す泉州山岳会へようこそ! 大阪府山岳連盟所属

ホームリンクサイトマップ
入会募集中
泉州山岳会とは山行記録イベント

会員限定

山行スケジュール役立つ資料の共有EPE

北鎌尾根 クラシックルート (湯俣から)24/09/24

山行期間 2024年9月13日夜〜16日
メンバー NGS, DOIS, DOIA
山行地域 北アルプス
山行スタイル バリエーション


 

いつかは!と思っていた湯俣からの北鎌尾根クラシックルート。

ふっふーん♪  念願叶い行ってきましたー!!

 

1日目 晴れ

七倉山荘からタクシーで高瀬ダムまで。(途中の落石箇所間1.4kmは徒歩)

タクシーの運転手さんによると、高瀬ダムは黒部ダムに次ぎ日本第2位の高さ(176m)なんだって。ロックフィルダム(注:岩石と土砂を積み上げて作る型式のダム)だからコンクリートだけで作ったものと比べてかなり長持ちするんだってよ。 作った人すげー。

710分、高瀬ダムを出発

10分程歩いたところで【 烏帽子岳】の標識が・・はて?? なんとブナ立尾根に向かってた。慌てて引き返し、本ルートに戻った。

935分湯俣山荘を過ぎて、一つ目の橋を渡り水俣川に降り立つ。

沢靴に履き替え、10時渡渉開始。

水量は多くなく渡渉はとても楽しかった。

     

千天出合で右岸を大きな高巻き。(ピンクテープあり)

P2の取り付きで登山靴に履き替えた。

4リットル弱と水をたっぷりと吸い込んだ沢靴を担ぐ。ひぇー重た。

P2へは激急登。

木の根っこを掴みながら進む。木の根っこが無いところは草を掴む。掴むものがないとやばいのよ。掴めるものは何でも掴まなきゃ。

15時半、P2。尾根に乗り上げた。

P2からP4までは激藪漕ぎ。目を凝らせば何となく踏み跡がある。

アザミを掴んではぎゃーと叫び、手足を血だらけにしながら目標にしていたP4BV地に18時に到着。

 

 

2日目 雨

夜中2時頃から予報通り雨が降り始めた。雨と仲良しなガスも発生。

見通し悪く、明るくなるまで待って5時すぎに出発した。

P5は天上沢側を巻く。下に巻きすぎたので軌道修正しながら戻った。

P6はザレたルンゼを上がる。

P5P6ともロープの出番は無かった。

P7を降りると北鎌のコル。

ここまで来れば一般道みたいなものとSNSにあったが正しく!藪漕ぎがないだけでこんなに楽なものかと感激。

独標は素直に巻いた。

逆コの字はフィックスロープあり。

 

独標を越えると正面に槍ヶ岳が見えるらしいが、前回同様(2年前の夏合宿)、槍ヶ岳は顔を出しちゃくれない。

この頃になると登山靴にも雨水が溜まり、立ち止まると寒くてブルブル、ガタガタと身体が震えだした。

独標以降は迷いながらも一心不乱に前に進んだ。

P15は巻かずに直登するコースをチョイス。

槍の穂先、頂上への最後の登りは有名なチムニーではなく、右に回り込みすぎたために(?)変なところに出た。

強行突破で祠裏から頂上へ。

記念撮影をしてすぐさま退散。

低体温症寸前で槍ヶ岳山荘に飛び込む。テントハムリ。イヤダ。リーダーオネガイ。ブルブル、ガタガタ・・・

願い叶い小屋泊まりとなった。ホッ。(素泊まり9,500円也)

全身ずぶ濡れになったウエアを着替え、調理室に移動。缶ビールでとりあえず乾杯!!

 

3日目 晴れ

最終日の朝、きれいな朝日を小屋の窓から眺める。遠くには富士山も見えている。

昨日と打って変わって清々しい空気!!

 

さぁ、新穂高まで下山。雨で濡れたゴロゴロ石は曲者じゃ。気をつけなきゃ。

12時、無事下山。

 

北鎌尾根サイコー!!

また残雪期にチャレンジしたい。

NGSリーダー、そのときはよろしくです!!

 

DOIA記