山行期間 | 2023年5月2日(夜)〜5月4日 |
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メンバー | OSM、OKD、UET、TNK、MTS、KMR |
山行地域 | 南アルプス |
山行スタイル | ピークハント |
今春よりMチームにあがったお二人を加えて、春合宿に行ってきました。
メンバーの日程の都合により1泊2日の山行で、1日目に仙丈ケ岳、2日目に甲斐駒ヶ岳へのピークハントです。
通常、南アルプス林間バスは北沢峠まで運行しているのですが、残雪期はその手前の歌宿まで。
このバスはいつもプチ観光(山の紹介)をしながら運転してくれるので、個人的に大好きです。今回は道沿いに咲いている高山植物を教えてくださり、その間はゆっくり走行してくださるという優しさに触れました。
バスを降り、歌宿から北沢峠まで林道を歩きます。
地味に上っているのと、アスファルトなので地味にしんどいです。、
長い林道を経て、テン場へ到着。
今日は快晴で、登山日和。
登山客も多いだろうとテン場の心配をしていたのですが、意外と少なかったです。
テント設営し、出発準備。 ここで、メンバーの一人の足裏に水脹れができ靴連れしていることが発覚。残雪期の割には暖かい気温と長いアスファルトの歩行で、冬靴の中が蒸れてしまったのが原因と思われます。
靴擦れ用バンドエイドで処置をして、仙丈ヶ岳へ。
82期の二人が先頭を交代で歩きます。
登り始めは雪は全くなかったのですが、1時間ほど歩くとところどころ残雪がでてきて、雪の量が次第に多くなってきました。
凍っているところもでて、ちょっと怖いなっとなった時にアイゼンを装着。
ときどき踏み抜きながら、登っていきます。
テン場からおよそ3時間ほどで、小仙丈ヶ岳へ到着。
景色が綺麗。
富士山や鳳凰三山のオベリスク、御嶽山、乗鞍と名峰が見え、癒されます。
後ろを振り向けば、明日の目標の甲斐駒ヶ岳が見えます。
あれ? 雪がない。。。 バスから見えた甲斐駒ヶ岳にはしっかり雪が積もっていたのですが、南側はとけてしまっているようです。
そして、ここからは急登が続きます。 きつい。
坂を登りきったらピークが見えるかな?と思っては、新たな坂が出てくるという、山のあるあるを何度も繰り返し、やっと見えたピーク。 手前のカールをぐるっと回って、最後の急登を登り、無事にピークへ。
景色を堪能して、下山開始。
雪が溶けかかっているので慎重におります。
ある程度下まで降りると、雪と岩が交互に出てきて、アイゼンを外すタイミングがなかなか難しかったです。
リーダーからは下山も同じ道を通る時は、登りの時にどのあたりまで雪が積もっているかなど、下山のことを考えて登るようにとご指導がありました。
そして長い下山道を経て無事にテン場へ到着。
翌日は3時起きの4時出発。
昨日、登山前に靴擦れになったメンバーは山行中に症状が悪化し痛みがかなりあるとのこと。今日の山行は諦めテントでお留守番することになり、5人で出発。
林道を歩く時間とバスの時刻もあるので、8時になったら下山すると決めました。
登山開始から早々に道が凍結していて、何度も滑りそうになりながら歩きます。
しばらくして、樹林帯を抜け、視界がひらけたところにでて後ろを振り返ると、山の一部にモルゲンロートが。 美しい。
岩場を抜けると、急登が始まります。
昨日、かなり足を使い、体力、筋力のない私はすでに筋肉痛。
ベーステントで、2日続けて3000mはわかっていたものの、やはりかなりキツイ。 バテバテになってしまいました。
駒津峰に6時47分に登頂。
このペースでは甲斐駒ヶ岳に8時までに登頂することは難しいとのことで、ここで少しゆっくりして下山することになりました。
余裕のある時間にテン場へ到着。 ティータイムでまったり過ごしテント撤収。
無事に帰路につきました。
ご指導いただいたリーダー達、ご一緒いただたメンバーのみなさん。 ありがとうございました。