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チュルっと宇無ノ川11/08/07

山行期間 2011年8月7日
メンバー KKD,WKM,NKZ
山行地域 大峰
山行スタイル 沢泳ぎ

「ウオッ」

旭川林道終点まで行くつもりが、釈迦ヶ岳登山口との分岐に『7月31日より300m先崩落のため林道通行止め』の看板が。

まぁいってみようとダート道を進んだ。

ほんとだ。大きく崩れ岩がゴロゴロ落ちているうえに道もえぐれている。

あまごステッカーの貼られた車の隣に停めて準備を始めたら、KKDさんが声を出したのだ。

「ウオッ」と。

それはそれは大きい、KKDさんが今まで見た中で一番大きいというのがチョコンとついていた。ズボンに。

体長5cmはある。口をのばしたら。

そう、それはジャイアントヒルであった。

「えーっ?キャー!!(チェックチェックチェック)」

なんでこんなとこに!

そそくさと準備を整え出発。

30分歩いて沢に下りる。

打ち合わせ通り、下りたらすぐにチェック!

ふぇ~~~いませんように~と願いつつ、めくっていく。

「おったー」「おったおった」「あ~おる~~~」

ひとりに2~3ヒルついていました。。。

でももう安心。ここは沢中。

ここまでヒルも追ってはこまい。

ニッコリと出発しました。

今日の課題は泳ぎ。

しかし冷たーい。

そして核心の長瀞に到着。

腰までつかりながら、念のためロープを出して進んでいきます。

最初は「あっ、さかなが泳いでる」なんて余裕っぽく泳いでたのですが、沢幅が狭くなったところは水流がキツイ。

再三のチャレンジにも押し戻され流される。

横泳ぎから平泳ぎから最後はクロールまで試みたけど、まったくダメ。おんなじとこを泳いでる。

両岸の岩を手掛かりにしようにも、つるつるでペタペタするばっかり。

だいぶがんばったが、体も冷えてきて、出る声もビブラートがかかってきた。

残念ながら戻ることにする。

あーしかし押し戻され流されている時の心地よさよ。

ゆったり気持ちい~い。

ガスを出してあったかい飲み物を飲むことにした。

気を取り直して、長瀞を今度は写真でアタックすることに。

2人のカメラマンが三脚を立て出した。

お日さまも時々日差しをなげかけ、沢水の緑が深まる。

穏やかな時間だ。自然からエネルギーをいただているなと感じる。

ひょこっと人が現れた。ちょっとびっくり。

滋賀県の二人組。

どうするかな?と思ったら、やっぱり泳ぎはあきらめて、なんと左岸を高巻いていった。

私達は、右岸の林道に登って戻り、先のアーチ岩をみにいくことに。

もちろんヒルちゃんに注意しつつ。

(でも日が差したため道も乾いていて被害なし!)

林道終点から沢に下りて中ノ川出合の吊り橋を過ぎるとアーチ岩。

ポイントをさがして撮影開始。

お気に入りの写真は撮れましたか?

あっという間に時は過ぎ、そろそろ帰りましょう。

林道下の壁にはイワタバコが満開。

かわいいピンクの花です。

さあ、車まで早足早足!

おかげさまで被害少なし。

旭ダムの施設のアスファルト敷きの大きい駐車場に移動して最終チェック。

よーしよーしと緊張が解けた頃、首筋におやっ?(プチッ)

「あ”あ”-----」

ジャイアントじゃなかったけど、コヒルが。。。

2日たった今も赤くはれて丸い口の痕がカユイです。

宇無ノ川 長瀞に 押し戻されて 流されて

・・・今度は人工で突破するぞ。(ヒルちゃんのいない時にね)