山行期間 | 2016年4月30日(夜)~5月3日 |
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メンバー | ARN、WKM |
山行地域 | 剣岳 |
山行スタイル | 雪山 |
5月1日から3日の予定で、早月尾根から剣岳に登ってきました。
直前の山天の予報が厳い内容だったので、出発を1日送らせて、かつコースも池ノ谷から劒~番場島をリーダーARNさんの提案で早月尾根
~剣岳往復に変更してのアタックです。
5/1
馬場島を5:50に発ち、標高1600m位からようやく雪道になってくる、
このコースは無雪期に1往復、下り1回を経験しているが残雪期は風景は、故郷の越後魚沼と重なり温かいものを感じる。
11:40分早月小屋着、最終的に5張り程のパーティーだった。この日は穂高、立山、劒方面で悲しい事故が相次いだらしく
早月尾根でも、2750m地点で1人の方が池ノ谷右股へ滑落という情報を小屋で聞かされた。
5/2
5:15分発、天気晴、風も強くはなくアタック日和、新雪も足首上位だが不安定、一歩一歩気を引き締めて歩く、先行パーティーは遥か先だが
今日は早月小屋でもう1泊の予定、時間を気にせず景色を網膜と携帯のカメラに焼き付ける。
ヘリがホバリングを繰り返したのち1名をピックアップ、後で聞いたところでは、救助隊はてっきり谷まで滑落したものと思い池ノ谷右股ばかりを捜していたら、なん今日になってと自力で稜線近くまで這い上がって来たらしく大事に至らず何より。
10:00ピーク、ARNさんが北方稜線方面を少しだけ偵察に行かれたが、踏み跡は無いらしい
頂上直下で単独の青年が軽装で頂上へ、聞けば平蔵谷を上がってきて、コルにスキーをデポして来た。
帰りは平蔵谷を滑って下るそうな、なんと羨ましい事、技術と体力があればこそできる。
2600m付近で青氷の斜面をARNさんにビレーしてもらいながら2か所程慎重に下る。その後も「気を抜くなよ、一歩々慎重に行けよ、と声をかけてもらいながら下る
2500m付近の分安全な場所で湯を沸かしティータイム、なんと言う幸せな気分、生きていて良かったなー。広島山岳会のパーティーとすれ違いしばし談笑、「泉州山岳会の会報
読んでいます」の声に私もちょくちょく読んでいますと有永さんが返す。
下山の途中適当なところでBVの予定という事なので、ARNさんが穴場を教えてあげる。シュルンドが口を開けてテントも要らないくらい程の文字通りの穴場と隣接した
平坦地があった
14:20分早月小屋着
5/3日
5:10分早月小屋発
松尾平を過ぎた辺りからの沿道は百花繚乱、「もうちょっと早く歩けんかブヨが止まる」と促されて心地よい筋肉痛を感じながら
ひたすら歩いて9:30分番場島着
荒れ模様の天気予報の為か、入山パーティーが少ないのと駐車場も混んでいなかったように思う。無事下山で来てよかった
ARNさんと固い握手。