山行番号 | - |
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山行地域 | 金剛山・ツツジ尾谷 |
山行内容 | アイスクライミング |
山行期間 | 2003/01/05 |
参加人員 | 北山 |
1月5日、この冬一番の寒波がやってきた日曜日、氷を求めて金剛山のツツジ尾谷へ行って来ました。氷があまいうえに滝の傾斜も緩いので、満足のいくトレーニングにはなりませんでしたが、一応トップロープをたらして、ダブルアックスで取りついてみました。 この日奈良では道路が凍結しており、アプローチにもっとも緊張してしまいました。
(北山 記)
冬山合宿があまりにもあっさり終わったので、帰りの車中、残りの休みはどうしよう、などと考えていました。どっか、山でも行こっかなー、と。
翌日は正月の好天が一転して、強い冬型に覆われました。奈良ではこの冬最初のまとまった雪です。これはチャンス、どっかに氷は張ってないか?しかも手頃にぶらっと行けるところで。
そんなわけで1月5日、金剛山のツツジ尾谷へ行きました。ツツジ尾谷は千早の正面登山道のすぐ北隣にあって、沢を詰めて直接頂上に抜けるという楽しいルートです。朝早くから列をなして登る元気な中高年パワーに混じって、Wアックスとヘルメットをぶら下げた怪しげな男が一人……。
林道を離れるとすぐ、F1「腰折ノ滝」が現れます。実はこの沢ではもっとも立派な滝なのですが、さすがにここはまだ凍ってません。踏み跡というより登山道にちかい巻道をさっさと登って、次の滝を目指します。が、氷が張ってると傾斜が緩すぎて話にならず、傾斜があるのはただの滝。
F4くらいで、やっとまともに登れそうな氷にであいました。といっても、グズグズに緩んだ腐れ氷ですが。まあ、せっかく来たのだから、と一応トップロープをたらして取り付いてみました。高さ10m程度、ロープをセットして懸垂で降りていると、横行くおじさんの好奇な視線をあびてしまう。
なんべんか登って、降りて、また登って。もともと頼りない氷なのに、何度も登るとほとんど岩登りに近くなってしまう。振り下ろしたピックが「ガキッ」とか鳴ってかわいそうなので、ほどほどにして終えることとしました。少し寒くなってきたことだし。
もうツメも近く、この先お楽しみはなさそうです。行動食で小腹を満たしたら、あとは一気に頂上を目指すのみ。この行動食は、当然冬合宿の残り物。いつもよりオツマミが多いのは食糧係の趣味だそうです。今晩もやっぱり行動食に手がのびそうです。
(北山 記)