山行番号 | 5905 |
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山行地域 | 鹿島槍ヶ岳 |
山行内容 | 春山合宿 |
山行期間 | 2003/05/02(夜) 〜 2003/05/06 |
参加人員 | CL北山 SL杉山 吉田 坂口 上田 岡本 島 石井 湯淺 角田 名越 木下 長井 |
合宿中、3日間とも全てピーカン。ただし、雪は質量共に最悪。
往路、鎌尾根では雪が少ない為に所々クレパスができており、迂回したり、それが無理な時はクレパスの中に降りて上り直したりと苦戦を強いられる。復路、赤岩尾根でも、腐った雪に各員それぞれ苦戦。(もっとも、某先輩はクラウチング・グリセードで華麗に滑降してられました(吃驚))
天気が良すぎる程よすぎたのは、「合宿」としては考え物だったのかも知れないが、腐った雪の中、全行程ほぼキックステップのみで歩いたのは大変に勉強となったように思う。
(石井 記)
人気ルートのためか東尾根は人であふれていた。雪稜ルートのはずが、前半は雪が少なくヤブこぎ状態。初日は、鹿島槍ヶ岳を眺めながら二の沢の頭でテントを張った。二日目は、足を滑らせれば終わりという雪壁やトラバースが続く。早朝、締まった雪にアイゼンがよく効いて不安はなく、東尾根を登っているという実感が湧いてくる。核心部である第一岩峰と第二岩峰は、アイゼン登攀のトレーニングの成果もあって、みんな難なくクリアした。人が多く入っていたためルートが明瞭で、雪壁でザイルを使ったり、雪面で確保支点を作るような場面はなかったが、抜群のロケーションの中、アイゼンで岩を登ることができ、また、天気に恵まれた雪稜歩きができたので楽しい合宿でした。
(杉山 記)