蓮華岳丸石尾根〜針ノ木峠
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 丸石尾根 |
１２／２８（日）くもり時々雪 風強し |
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大阪から6時間強。そこは雪国だった。早朝、タクシーで日向山ゲートへ。
テントが１張り。仲間のテントだった。お互いの健闘を祈り合う。 |
出発
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１２／２９（月）快晴のち晴れ 風強し 06:00 TS発→08:40 ジャンクションピーク（２２１５ｍ）→11:45 雪壁上部→12:50 ２６００ｍ付近TS |
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快晴。美しい朝焼けの中、今日もラッセルが始まる。 ジャンクションピークまではラッセル三昧だったが、 雪に埋もれたハイマツ帯に入るとウインドクラストしていて、 ワカンからアイゼンに履き替える。そして２４００ｍ地点の雪壁へ。 偵察時には右ルートで越えたが、今回は左へフィックスで。 さらに１０ｍほど登りきるとぐるりと今回の縦走コースを見渡せる展望台へと出た。 すばらしい絶景だ。そこからは石がゴロゴロした雪もつかない尾根筋となる。 １回目の偵察で暴風にテントをつぶされた地点には竹と折れたポールが残っていた。 さらに５０ｍほど上がった２６００ｍ付近、２０mほどトラバースした雪の斜面を切りとり、テン場を作った。 大展望の山々を見ると、空は怪しい雲に覆われはじめていた。いよいよ冬型がやってきそうだ。 夜、風は強まり雪がテントをたたく。気付くと１ｍほど埋まっているではないか。 夜中にみんなで雪かき。 |
 朝焼け  雪壁 |
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１２／３０（月）雪 風強し ６：３０ TS発→６：５６ 東尾根ＪＰ→７：２０ 蓮華岳（２７９９ｍ）→８：２５ 針の木峠（２５３６ｍ） |
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起きるとやはりテントはだいぶ埋まっていた。風雪のため、明るくなってから行動することとなる。
本当に視界が悪い。稜線に出ると風は更に強まった。東尾根のジャンクションに竹標布をつける。 暴風雪の中、蓮華岳（２７９９ｍ）着。ここからは夏道が出ていた。本当に風の強いところなのだ。 稜線は広く、またガスで視界も悪いため、進路を見極めながら進んでいく。 そしてグッと岩沿いを下るとそこが針ノ木峠だった。 埋もれている小屋から針ノ木雪渓側へ回ると風も弱くなり穏やかに。 ２０ｍほど下ったところに雪洞を掘った。雪洞の中は本当に静かだったが、天候はどんどん悪化していく。 ローソクの灯が和ませてくれた。夜、入り口が埋まったので日下さんが体を張って突破してくれる。 なんと外まで２ｍ近くあった。暴風雪。 |
 針ノ木峠に向けて |
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１／１（木） 地吹雪のち雪
10:45 針ノ木峠→12:30 蓮華岳→12:45 東尾根 ＪＰ→13:15 雪壁上部→ →14:25 ジャンクションピーク →15:30 １７００ｍ付近ＴＳ |
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ガスと風と雪が舞う元旦。雑煮で新年を祝う。
そして合宿はここからＵターンすることに決まった。
２泊の雪洞ライフを堪能したが、そろそろ天井も下がってきて限界だ。 アイゼン＆ワカンで出発。 地吹雪の中、しばしば耐風姿勢をとりながら進む。蓮華岳ではあまりの寒さにカメラのレンズがちゃんと開かなかった。 時々進む方向に尾根を確認することができた。丸石尾根の雪壁は偵察時通りに懸垂下降で下りる。 下りた後の樹林帯でやっと一息つくことができた。１日目より少し下った辺りが今日のテント場。 元旦の夜はご馳走だった。 |
 雪洞  蓮華岳頂上 |
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１／２（金） 雪、風強し 06:20 ＴＳ発→07:05 扇沢→08:45 日向山ゲート 初夢も見ぬほど昨夜は冷えた。ピンクの標布に導かれながら木々の間を縫うように下りていく。 扇沢に到着して笑顔が出る。集合写真を撮った。 日向山ゲートでタクシーに乗り込み、 おじさんにこの期間の天気をきいた。冬型は今日も続きそうだ。 そして久しぶりの青空を見たのは、松本あたりだった。 全６日間の合宿を終え、反省も多々ありましたが、何より無事に下山できたことに感謝。 リーダーを中心にチームワークのあるメンバーと山行をともにできたことに感謝。ありがとうございました。 文：中澤
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 扇沢に到着  合宿を終えて |
 雪壁 |
 雪壁上部 |
 丸石尾根上部から蓮華岳 |
 蓮華岳から東尾根下降中 |