<山行報告>
連休の沢登、黒倉又谷と黒石谷のダブルヘッダーで行ってきました。
10/07 入渓予定の黒倉又谷は、谷を吹荒れる強風の前に、敢無く中止。
メンバーが揃っていれば突っ込んだかも知れませんが、日下さんと二
人でしたので、中止の判断で良かったんじゃないかと思ってます。手持
ち無沙汰でしたので、大台ヶ原の駐車場まで上がってみましたが、そこ
も強風と雨と濃霧で大荒れでした。
10/08〜09 予定の黒石谷は、曇天と相変わらずの強風でしたが、沢服
の上から合羽を着込んで入渓しました。
数日間の雨天の影響で結構増水しており、岩の上の草が流れに洗われ
ていました。その為に、何でも無い所が難しくなっていましたが、そも
そもが手強い滝や淵の連続で、止む無くどんどん高巻きました。
男女滝の上に広がる滝場を渡渉中、日下さんが流れに足をすくわれて
流されるというハプイングが。ホワイトウォータの中に見えなくなった
ので、一瞬、脳味噌がフル回転しましたが、岩陰に入っていただけでし
た。まぁ、そういう時のことも考えて、リカバリが利く場所で渡渉した
わけですが、正直、慄然としました。水は怖いです。
入渓日は、最上流にある 50m のナメ滝の手前、左岸枝谷の出合で幕営
しました。ツェルトなら余裕で、4人用テントならどうにか、という広さ
ですが、台地状になった良いテントサイトがあります。
翌日は、左股を詰めて黒石岳南東に延びるツリ尾根に出た後、黒石岳
頂上へ。復路は大分と迷ったのですが、往路を沢沿いの山道まで戻るの
は大変なので、黒石岳南西に延びる尾根を沢へ直接下降しました。
尾根には途中まで確りした山道があり、山道から外れた後も、それほど急で
ない植林内の下降でしたので、往路を戻るより安全に山道へ出ることが
できました。
このルートを発見できたのは、今後の収穫だったかと思います。
読図は苦手でした、ドンピシャでナビできると結構ハマリます。
<行動記録>
| １０/０８ | 林道入口 06:50 → 林道終点 入渓地点 07:15 → 男女滝上 09:50→ |
| （−） | → 菅平谷出合の上流 3条2段9mの滝上 14:00 → |
| → ナメL50m の下流 左岸枝谷との出合 16:20 | |
| １０/０９ | 幕営地 06:40 → 稜線(黒石岳南東ツリ尾根) 08:15 → |
| （−） | → 黒石岳 頂上 08:40 → 林道終点 12:35 → 駐車場所 13:00 |
