プロローグ

2005年 冬。 最近の地球温暖化に反し、日本列島は強い寒波に被
われ、 12月初旬より各地は大雪に見舞われた。(20数年ぶりらしい)
近畿圏もその例外にあてはまることはなく、また大普賢も・・・。

第一章:2005年12月

今回は大迫から大伯母覗でB.Cを設営。 翌日大普賢にアタックという計画。
大伯母覗までの道のりは途中から延々とトラバースが始まる。 ここから腰
ま で没するラッセル。(尾根筋のすぐ下なので雪崩れない?)最後はヘッドラ
ン行動になるも、伯母谷覗まで届かず。
夜は会員外の方の日本酒みたいな焼酎。

翌日、ガスか小雪か視界無し。 地図とコンパス、間隔の遠い標布が頼りと
なる。 夏はなんともない道らしいが雪があると、不思議なくらい分からなく
なる、と角田さん。 結局、阿弥陀ヶ森の結界門で撃沈。
夜は会員外の方の鹿刺し。

翌日、天候は回復。 カメラマンの二人は準備に余念がない。 天候は回復
したが遠くに雲が・・・。 朝日は? そして大普賢の朝焼けは?
結果=60点。(角田さん採点) 焼け具合が今ひとつだったようです。 雪の
付きは良かったのですが。 朝焼けの大普賢は、近い未来への課題として残
され た。 「また来るで。」 と、角田さん。
帰りは入之波温泉の山菜定食。(1,500円)

(湯浅 記)
準備 夜明けを待つ 撮影中
準備 夜明けを待つ 撮影




第二章:2006年1月

年明けの3連休、年末と同じ日程で再トライしました。 天候は年末とほぼ同
じ展開で、前2日間が雪、最終日朝天候回復しました。 初日は伯母谷覗の
最 上部まで9時間半かかりましたが、今回は前夜発で、大迫を6時に出発し
たの で、明るいうちに辿り着きました。

2日目は、大普賢岳再トライ。 また阿弥陀ヶ森の結界門を見つけるのに20
分ほどロスしましたが、その後1569mの最低鞍部までは順調でしたが、そ
こから大普賢岳への登りにかかると、またルートがわかりにくくなり、テープ
を探しながら、小普賢岳付近まで行ったと思うのですが、最後は時間切れと、
現在位置がわからなくなって、残念ながらリベンジはなりませんでした。 前
回同様天候が悪い中、地図とコンパスを頼りに山頂付近まで歩いたことは
良い 経験でしたが、やっぱGPSが必要かなぁ…。

(角田 記)


第三章:2006年○○月
エピローグ