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二股に早朝着。 仮眠なしでライトをたよりに歩き出す。
白馬尻着7時 天候は曇り、小雨である。
主稜にはトレースがかすかに残っている。 八峰のきつい登り、一気に高度をかせぐ。
七峰あたりより傾斜も強くなってきたのでアイゼンを着用 細い雪稜を慎重に進む。
六峰あたりで頂上が見え出す。 頂上はもう少しだ。
5峰より急峻な雪稜となりさらに慎重に進む。頂上直下の雪壁下にたどり着く。
傾斜はきつい。 名越、スノーバーを腰にぶらさけ 果敢に攻める。
アイゼンの入りも浅く、靴の裏がほとんど出ている状態である。
50メートルで足りずザイルをたす。
セカンドはユマールで一気に登り切る。 頂上より少し右側に出る。
寒気は厳しく、頂上で記念撮影後 大雪渓を下る。
二股着6時 14時間行動で一日を終わる。 (記:西村)
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