教会の前で見送る。
8:45発の登山電車でのんびりチューリッヒへ向かうのだ。
今朝は天気もいいし、景色もよいことだろう。
我々は9時のバスで(バスはゲストパスで無料だ。)
バスは満員。 さらに降りる場所を間違えた。 西村さんが
ここちゃうか〜?と言ってくれたのに、つたない英語のおかげで
次のバス停まで行ってしまい、トボトボ戻る。
坂口さん足、キツソウ。。 15分位ロス。 ふりだしに戻る。
ロープウェイに乗り込む。 グングン高度があがっていく。
ドリュが近い。(ドリュは6月の猛暑で崩れ、多くのルートが失われたそうな。)
乗り換えて更に上へ。 とても景色がいい。 快晴だ。 グランモンテ着。
坂口さんはリタイヤする事を決めていた。
駅舎から外へ下って準備。
目標のアルジェンもきれいにみえる。 アンザイレンして、いざ出発。
氷河を下っていくのだ。 左へ寄りながら降りていく。
傾斜がきつくなるとクレバスもあいてくる。
やだな〜、と思ってたら前をゆくユアサさんの姿が小さくなった。
「!?あっ、落ちたんだ!」 ハッとピッケルをさす。
うまくザックがひっかかって無事脱出。 声を出す間もなかったそうだ。
そして足元には何もなくブラブラ状態。。。恐ろしい。
しばらく行くと左の岩場に。アイゼンを外し下る。前を行く人の姿をみつける。
さぁ、もう一度アイゼンをつけて小屋に向けてこの大きな氷河を渡っていくのだ。
水晶を探しながら!!
小屋からきた人のアドバイスを受けて出発。
ズンズン行く。 薄いピンク色の石を見つけるが水晶ではないとのこと。 うーむむむ。
六角形って? どんなだろう?
二組自由に動いて、下に意識をもって歩いていく。 岡本さんがニコリと見せてくれた。
おー!これが水晶か! ほんと六角形だ! やる気でる。
と、西村−岡本ペアは氷河の左端の方へ見えなくなった。
私たちは真中を行く。
そして小屋の下でアイゼンを外していたら、上のほうを二人が歩いていた。
姿を確認してほっとしたところで、石がゴロゴロしたところを歩き出して
何気なくひっくり返したら・・・Oh!
水晶(のくずれたのが)びっしり片面についていた!
ピンク色できらきら光って美しい。 小屋までかつぎ上げる。
小屋前のテラスでお披露目したら二人の手からもお宝が。
別のテーブルには誰かが採ってきたもっと大きくてとがったのもあった。
チェックインまで時間があったので あたりの風景をぼ〜っとながめてりんごを食べた。
そして偵察へ。 こまめにケルンを積みながら進む。 もちろん水晶もチェックしつつ。
途中で男女のペアが帰ってきた。 雪壁がきつかったと。 今日4時発で登ってきたそう。
氷河の近くまで行ったが落石が度々あるので、チェックだけして戻る。
なぜかすぐ石をひっくり返してしまい時間くう。
もどって食堂でお茶してたらそのまま夕食へ。
となりはフランスの二人組、その奥はイタリアの3人組。
この5人と私たち4人で分け合うのだ。
◎メニュー◎
スープ (具沢山)
ソーセージ、コーンとジャガイモとチーズをこねたもの。
デザート
会話も楽しんで、陽気なディナーだった。
外に出るときれいな夕日。 小屋も真っ赤に染まっている。 雲も出てきてる。
明日の天候を気にしつつ・・・(朝食はセルフ)
部屋は満室だった。 就寝。