創 刊 号 team2005 ヨーロッパアルプス倶楽部 ヨーロッパアルプス
2004.3.24発行 The
アルプスの山で、見えないものは一つもないくらいであった。〜
すぐ目の前には、雄大で荘厳なダン・ブランシュがあった。そしてガーベルホルン、鋭くとがったロートホルン、
その先には比べるものもないワイスホルンがあった。そしてアラリンホルンや、シュトラールホルン、リンピッシュホルンを従えた、
ミシャベルヘルナーが高く聳え立っていた。こちらの方には、数多くの峰を並べ立てたモンテ・ローザがあった。
それにつづいてリスカム、ブライトホルンがあった。遠くにベルナーオーバーランドの山々が、フィンステラールホルンを
盟主として並んでいた。またシンプロンやサン・ゴタルドの付近の山々があった。ディスグラチアやオルテラーの山群も見えた。
〜 そして私の初恋の山、モンテ・ヴィーゾが見えた。エクランもメイジュもあった。グレイアン・アルプスの山々も見えた。
そして最後に、西の方に、これらすべての山々の上に君臨するモンブランが、太陽の光を一杯にあびて輝いていた。
ウィンパー “アルプス登攀記” ヨーロッパアルプス倶楽部の発足について
〜「ヨーロッパアルプスに行きたい」〜
何度かアルプスの経験を持つ有永さんと西村さんを中心に、昨年末からぽつぽつ話しが出ていたが 「Mチームもにぎやかになってきたことだし!」
今年初めとうとう“team2005
ヨーロッパアルプス倶楽部”を発足、一緒に参加できる仲間を募る
現在参加表明者11名、来夏の登攀を目標に計画を立てるべく、月一回のルームで本格的に活動を始めた
第一回ルーム概要
‘04 2月10日(火) 19:30〜 有永 西村 澤
シャモニー - スキーステーションの部屋を借りる
登りたい山 - グランド・ジョラス一般コース プラン針峰 コスミック山稜 グリンデンワルド周辺 ツール・ロンド南稜 ピラミッド・ドュ・タキュル ダン・デ・ジュアン
第二回ルーム報告
‘04 3月16日(火) 19:30〜 有永 西村 澤 坂口 谷村 中澤 岡本
登りたい山について
澤さん - グランド・ジョラス 谷村さん - モンテ・ローザ 中澤さん - マッターホルン リンピッシュホルン 有永さん - グランド・ジョラス ベッターホルン
西村さん - プラン針峰 ミディ針峰 *ハイキングできる場所も含めて次回までに登りたい山のルートを研究してこよう
装備・服装について
日本の春山のような気候なので、慣れればカッパでも大丈夫
アタック時の荷物の重さは15kgほどで、25〜30リットルのザックで十分間に合う (ザイル等重くかさばるものは現地で調達したほうが安くてよい)
海外地図は丸善か紀伊国屋書店で購入できる
費用について
30〜35万円程度(往復飛行機代20万円+現地滞在費交通費10万円)
*往復飛行機代(8/1出発の場合) - エールフランス航空20万円 大韓航空17万円 エミレーツ航空18万円 KLMオランダ航空19万円
海外登山に向けてのトレーニング
薄い空気に慣れよう ⇒ 文部科学省登山研修所の低酸素室体験(富山県) 富士山登山
今年と来年の春山に参加しよう ⇒ 可能なら冬山も
岩登り(フラットソール&アイゼン)の経験を積もう ⇒ 穂高(今春) 剱岳源次郎尾根・八ツ峰縦走 御在所岳一の壁etc
その他に ・・ 休憩を少なくし長時間行動できるようになろう 登攀のスピードアップをめざそう 日頃から体力づくりに取り組もう
四方山話
有永さん西村さんにヨーロッパアルプスの写真を見せてもらいました 楽しいお話しと写真集で見るような美しい景色にうっとり
シャモニーのパン屋のおいしいケーキにチーズフォンデュやお肉 ゆったりと流れるヨーロッパ時間・・・ アルプスに心惹かれる
色黒の山の男の人がかっこよくポーズを決めている一枚の写真がふと目に留まった 「外人さんですねー!!」岡本 「それ、ぼくや」西村さん 「え・・」
今日のルームはこれでおしまい 「ところで誰か言葉はできるんか?」 思わず顔をそむけたその時 坂口さんのかばんから英会話の本が! スバラシイ
次回(第三回)ルーム (たくさんの参加お待ちしています) 日時 : 4月13日(火)19:30〜 議題 : 各々のルート研究報告 他 参加表明者 (↓名前をどしどしご記入ください) 有永 西村 梶原 澤 名越 大崎 坂口 湯淺 谷村 中澤 岡本